若い頃の私は、腸の働きも良くて毎朝出掛ける前にすっきりと便が出るのが当たり前でした。重症心不全で有名な心臓外科に通院している友人のように、1日便が出ないという事もほぼなく、本当に便秘知らずだったのです。所が年齢を重ねると共に、徐々にそんな腸の働きにも変化が生じてしまいました。特に30代の後半からやけに便が硬くなり、力んで何とか便を出すという日が増えて行ったのです。それでも毎日一応は出ていたので、少し野菜不足なだけだと軽く考えていました。所が便が硬いだけでなく、今度は力んでもなかなか出なくなってしまったのです。
その結果、便秘の症状が頻発する様になりました。最初は1日出なくても翌日には出るという状態でしたが、2日、3日出ない様になって行き、本格的な便秘が頻繁に起こる様になり、これでは拙いと考える様になったのです。そこで腸内環境を整える必要があると考え、インターネットであれこれ調べた上で腸活を開始する事にしました。腸活を始めた私がまず意識したのは、水を多く飲む事だったのです。
そもそも便が硬くなってしまうのは、便自体が水分不足であると考えられました。なので意識して水分を多めに摂る事で、便を柔らかくして出易い様に促してあげる事にしたのです。それと共にきちんと腸内環境を整えるために、腸に良い栄養素を積極的に摂取する様にも心掛けました。具体的にはヨーグルトや納豆といった発酵食品を摂取したり、食物繊維を摂取するために野菜も多めに摂る様にしたのです。
こうして腸内環境を整えると同時に、腸にとって悪影響を及ぼす物を出来るだけ摂取しない様に心掛ける事にしました。特にグルテンは、腸に炎症を起こすといった形で悪影響を及ぼすので注意が必要です。しかもグルテンは小麦粉にも含まれているため、日常的に多く摂取する恐れがあるので厄介でした。私自身もラーメンやパスタといった小麦を使用した麺類が大好きで、しょっちゅう食べていたので余り食べない様に注意したのです。
こうして腸を気遣い、腸活を開始して10日程で腸内環境は目に見えて改善されました。便が以前の様に程良いやわらかさとなり、毎朝すっきり出る様になったのです。だからこそ便秘や軟便で腸の調子がイマイチだと感じている人は、是非とも腸活に挑戦してみる事をおすすめします。